イラモミ
イラモミ (学名 Picea bicolor Mayr) 別名 マツハダと呼ばれます。 マツ科です。
生育地
ブナ帯に生育し、ウラジロモミ、ダケカンバ、ミズナラなんかと混生しています。
単独で小さな林を作ることもあります。
樹形
綺麗な円錐形です。
樹高は20m程度。
幹の直径は60pほどになります。
枝は、やや上方で、もしくは水平に出ます。
樹皮
若い枝は、赤褐色〜褐色になり、表面は平滑で無毛です。
古くなると灰褐色になり割れて剥がれ落ちます。
葉
針状で長さ8o〜10o。
若い木では、先端が鋭く尖っています。
古くなると鈍形になり、上方にやや湾曲します。
断面は四角形です。
基部の葉沈はあまり伸びません。
花
雌雄異花です。
5月頃に開花します。
球果
長さ7〜10pの長楕円形で、種子鱗片は少し反り返っている。
枝の先端につき、垂れ下がり、秋に褐色に熟します。
利用
建具材に利用され、または、一般建築用材やパルプにも利用されます。