ドイツトウヒ

ドイツトウヒは（学名 Picea abies Karst.) 別名 オウシュウトウヒ・ヨーロッパトウヒと呼ばれます。　　　　マツ科です。

 

ヨーロッパ。オウシュウモミやヨーロッパナラより寒冷地に多く自生しています。

少し細身のきれいな円錐型。

 

高さは３０ｍで、直径は８０�pほどです。

 

枝は水平に伸びているが、大きな枝は垂れ下がることが多いです。

 

色は、灰褐色で粗い。

 

古くなると不規則に割れて細かく剥がれ落ちます。

 

針状で長さ２〜３�pぐらい。

 

先端は尖っていて、触れると痛い。

 

上方に湾曲して、断面は四角形。ややくすんだ緑色をしています。少し光沢があります。

 

雌雄異花です。

 

幹の上部の枝につき、春に咲きます。

長さは１５�p〜２０�pの円筒形。

 

トウヒの仲間では最大です。

 

先端は尖っていて枝先に垂れ下がり、秋に熟して緑色から褐色になります。

ヨーロッパではもっとも良い針葉樹として位置づけされています。

 

植林後１２０〜１５０年ほどで伐採されます。

 

このとき直径５０〜６０�pになっています。

 

木材は辺材部分が白色で心材部はやや赤みがあります。

 

また、光沢があって弾力性も高く、バイオリンなどの楽器にも使用されています。

 

耐久性もすごいので、建築用材や土木にも使われています。

 

日本では、造林樹種として、北日本で植えられました。

 

庭木や公園樹、防風林、防雪林などに利用されクリスマスツリーの木としても有名です。