唐松(からまつ)
カラマツは(唐松:学名 Larix leptolepis Gordon) マツ科
生育地
山火事跡や火山噴火の火砕流跡、川の氾濫原などに生育する。陽性の樹木で森林が成立するとその後は更新しない。
樹形
色は褐色です。
古くなると縦横に粗く割れて剥がれ落ちます。
若い枝がは、黄褐色で光沢があり、無毛です。
葉
針状で2〜3p程度です。
先端は尖っていて、柔らかいです。
色は、淡緑色で光沢がありません。
長い枝から出ている短い枝の先に20本ほ束生しています。
秋には黄葉して落葉します。
花
雌雄異花。
5月に咲き、雌花はマツカサ状で先端が赤い。
球果
直径2〜3.5pの球形です。
種子鱗片が反り返ります。
秋に黄褐色に熟します。
利用
唐松は成長が早いので林業では重要な樹木です。
北海道から東北地方や長野県などの寒冷地や高海抜地で植栽されています。
植林したカラマツ林が一斉に黄葉する景色は大変美しいようです。
樹齢が200年をこえたカラマツを天然カラマツといい、木目がものすごく美しので、建築用材や家具の材料として、
珍重されています。
変種品種
たまに、球果が赤紫色したものが混生することがあります。
これをアカミカラマツ(f.rube-scens)といいます。
他には、シダレカラマツ(f.Pend-ula)というのがあり、庭なんかに植えられます。